パチスロとオンラインカジノを比較した相違点

パチスロマニアがオンラインカジノのスロットを見た際に、「パチスロのオンライン版」と思い込む人が少なくありません。確かに、画面を見ただけでは違いが分かりにくくなっていますが、システムやルールに異なる点がいくつかあります。

目次

1 ゲームの進行
2 払戻額の変化
3 必要資金の違い
4 配当の違い
5 オンラインカジノのスロットのペイアウト率
6 ヒット率やペイアウト率を管理するRNG
7 まとめ
ゲームの進行

パチスロを始めには、最初にメダルを投入し(基本3枚で1プレー)、スタートレバーを引きます。すると、3本のリールが回転するので、リールの下にあるボタンを押して回転を止めます。リールが止まった時点で絵柄が揃うと「アタリ」となります。


一方、オンラインカジノのスロットの場合はゲームを始める前に、投入するコインの枚数(ベット)を設定します。そして、スタートボタンを押すとリールが回転し、しばらくして自動的に止まります。止まった時の絵柄の組合せで「アタリ」か「ハズレ」が確定します。

実は、パチスロのアタリ・ハズレは、レバーを引いた時点で決まっています。ただ、パチスロには「目押し」という技術を駆使しないと揃わない絵柄があり、揃えるためにはボタンを押すタイミングを見計らう必要があります。

払戻額の変化
パチスロは1回のプレーで投入するメダル数が設定されているため、アタリが出た時の払戻額は一定します。ところが、オンラインカジノのスロットはベット額をプレーヤーが任意に決めるため、アタリが出た時の払戻額はベット額に応じて変化します。

なお、パチスロは払戻額が一定のため、目押しを使って絵柄を揃える技術を持っている人の方が必然的に、目押しのできない人より利益を得る点で有利になります。つまり、技術の高い経験者と、技術の無い未経験者の間で利益に差が出ることになります。一方、オンラインカジノのスロットには目押しなどという技術を必要とする機能が無いため、経験の有無ではなく、ベット額の増減が利益額の差に反映します。

必要資金の違い
パチスロは施設によってメダルの貸出料や換金率が異なります。一般的に、1,000円でメダル50枚程度が貸し出され、換金率(交換率)は5~8枚になっています。換金率と言うのは、メダルを100円に換金する際に必要とされる枚数のことで、多く取られるほど損ということです。なお当然、貸出枚数は多い方が得ですし、換金枚数は少ない方が利益が多くなります。

オンラインカジノのスロットのベット額は0.01ドル(約1円)から500ドル(約5万5千円)程度まで、選択範囲が広くなっています。

配当の違い
パチスロの配当は機種によって異なりますが、揃った絵柄によって配当枚数が4、12、8~15、57、206、337となっています。つまり、メダルを3枚投入すると、最高で337枚の払戻額を得られるということです。

オンラインカジノのスロットは揃った絵柄のパターンによって配当が決められています。例えば、賭け金が1ドルの場合は、指定した絵柄が2つ揃うと2ドル、3つ揃えば30ドル、5本のリール全て揃えば1,000ドルというようになっています。リールの中でも少ない絵柄ほど、配当は高くなります。


さらに、オンラインカジノのスロットにはジャックポットという数億円の配当になる大アタリがあります。アタリの出なかった配当金が積立てられることで莫大な配当金のジャックポットが生まれます。

オンラインカジノのスロットのペイアウト率
オンラインカジノのスロットが儲かるかどうかは「ペイアウト率」によって変わってきます。ペイアウト率とは、ベット額に対して配当金として払戻される割合を表す数値のことです。還元率とも呼ばれます。

例えば、ペイアウト率が95%のスロットに100人が1ドルをベットした場合、95人には1ドルが返ってきますが、5人は1ドルを失います。ただ、プレーヤーの中には1ドルが2ドルになる人がいるため、負ける人はもっと増えます。いずれにしても、総額100ドルのベットから5ドルが徴収され、残りの95ドルを100人で取り合うことになります。当然、ペイアウト率が高いほど、儲けられる可能性が高くなります。

オンラインカジノのスロットのペイアウト率は95%を超える機種もありますが、平均すると92~95%になっています。

ヒット率やペイアウト率を管理するRNG

オンラインカジノのスロットは「RNG」というツールによって配当が適正に管理されています。RNGは「Random Number Generator」の略で、日本語では「乱数発生器」と訳されます。

乱数とは規則性を持たない数字のことであり、RNGはその乱数を組合わせる機械のことです。RNGが選択した数字に基づいてリールの図柄が決まります。そして、ヒット率やペイアウト率はRNGによって自動的にコントロールされます。そのため、オンラインカジノは勝手にプログラムを変更できず、ヒット率やペイアウト率の悪用が不可能になっています。このRNGの存在がプレーヤーに安全なプレーを保障しています。

まとめ
パチスロオンラインカジノのスロットの外見はよく似ていますが、中身はかなり違っています。また、オンラインカジノのスロットは、経験者と未経験者が同様に儲けられるチャンスを与えられています。

ウィナース投資法

堅実にプレーを続けたい人に適したウィナーズ投資法

オンラインカジノでプレーする人というのは、往々にして一攫千金を狙っているものです。ただ、プレーヤーの中には大儲けをしなくても良いから、損しないでコツコツ利益を貯めたいという人も少なくありません。そんな人に適している攻略法が「ウィナーズ投資法」です。

ウィナーズ投資法は勝率50%、配当倍率2倍のゲームが適しており、ルーレットの赤・黒やバカラブラックジャックが対象になります。

目次

1 ウィナーズ投資法の進め方
2 ウィナーズ投資法の2つのメリット
3 ウィナーズ投資法の2つのデメリット
4 まとめ
ウィナーズ投資法の進め方
ウィナーズ投資法はメモに負けた時のベット額を記録したり、消去したりして進めていきます。具体的には以下の手順でベットしていきます。

①2連敗までは同じ金額をベットします。
②2連敗後の3ゲーム目は、メモしておいた左端の金額の2倍をベットします。
③3ゲーム目も負けたら、数列の右にベット額を書き加えます。
④4ゲーム目も同様に、メモの左端にある金額の2倍をベットします。
⑤ゲームに勝ったら、左端の数字を消去します。
⑥数字が全て無くなったら、最初から始めます。

実際のゲームでは以下のようにベットします(カッコ内は累計損益)。

1ゲーム目&2ゲーム目(-2ドル)
1ドルをベットし、2連敗したとします。2連敗しているため、メモには「1・1」と記入されます。

3ゲーム目(-4ドル)
左端の数字が1ドルのため、3ゲーム目のベット額は左端の数字を2倍した2ドルです。3ゲーム目も負けると、ベット額を右に書き加えて「1・1・2」となります。

4ゲーム目(-6ドル)
4ゲーム目のベット額も2ドルです。4ゲーム目も負けると、さらにベット額が右に加わるため、「1・1・2・2」となります。

5ゲーム目(-4ドル)
5ゲーム目のベット額も変わらず2ドルです。5ゲーム目に勝つと、左端の数字を消すため、数列は「1・2・2」に変わります。

6ゲーム目(-2ドル)
6ゲーム目のベット額もまだ2ドルのままです。6ゲーム目も勝つと数列は左端の1が消えて、「2・2」となります。

7ゲーム目(+2ドル)
7ゲーム目のベット額は左端の数字が2のため、2倍の4ドルに増えます。7ゲーム目も勝つと数列は「2」だけになります。

8ゲーム目(+6ドル)
8ゲーム目のベット額も4ドルです。そして、8ゲーム目も勝つと消す数字が無くなるため、いったんウィナーズ投資法は終了し、改めて2連敗するまで待ちます。

上記のゲームの勝敗結果を表にすると以下になります(左:ベット額/右:累計損益)。

 
勝敗
ベット額
累計損益
1回目
×
1ドル
−1ドル
2回目
×
1ドル
−2ドル
3回目
×
2ドル
−4ドル
4回目
×
2ドル
−6ドル
5回目

2ドル
−4ドル
6回目

2ドル
−2ドル
7回目

4ドル
+2ドル
8回目

4ドル
+6ドル
ウィナーズ投資法は後半に連勝することで、最初の負け分を取返す手法と言えます。結果的に、「勝ちと負けが同じ回数」になると利益が発生し、また数字が全て消えるためゲームセットになります。

ウィナーズ投資法の2つのメリット
ウィナーズ投資法には以下の2つのメリットがあります。

1.少ない資金で活用
ウィナーズ投資法は負けると左端の数字を2倍にした金額をベットするため、当初のベット額が1ドルの単位であれば高額なベットにはなりません。マーチンゲール法のように、負けたら前ゲームのベット額の2倍にするわけではないため、大きな資金を必要としません。

2.勝敗が5分なら利益が発生
表からも分かるように、「勝ちと負けが5分=同じ回数」なら利益を獲得できます。連敗しても、その分だけ連勝すれば利益を稼げます。

ウィナーズ投資法の2つのデメリット
ウィナーズ投資法のデメリットとして、主に以下の2つが挙げられます。

1.数列の作成が手間
ウィナーズ投資法では、ゲームを行うごとにベット額を書き加えたり、数字を消したりしなければなりません。記入漏れがあったり、消し忘れがあったりすると、ウィナーズ投資法が成立しなくなります。短気の人だと、ストレスになります。

2.勝ち負けが交互に起きると損失が発生
ウィナーズ投資法では、勝ち負けが同じ回数なら利益が出ますが、勝ちと負けが交互に起きると、損失が生じます(左:ベット額/右:累計損益、カッコ内は数列)。また、ベット額も高額になっていきます。

 
勝敗
ベット額
累計損益
数列
1回目
×
1ドル
−1ドル
 
2回目
×
1ドル
−2ドル
1・1
3回目

2ドル
±0ドル

4回目
×
2ドル
−2ドル
1・2
5回目

2ドル
±0ドル

6回目
×
4ドル
−4ドル
2・4
7回目

4ドル
±0ドル

8回目
×
8ドル
−8ドル
4・8
9回目

8ドル
±0ドル

10回目
×
16ドル
−16ドル
8・16
まとめ
ウィナーズ投資法は少ない資金でゆっくりと利益が積み重ねていく手法です。なお、ベット額を算出するには毎回ベット額を記入していくことが必要であり、その分手間がかかります。連敗と連勝が同数になって、数字が消滅するといったん終了します。

パーレー法

短時間での勝負に適したパーレー法

オンラインカジノでプレーする人が年々増加しているため、それに伴って様々な職業の人や、生活環境の人がプレーするようになっています。そのためか、プレーヤーの中には、短時間での勝負を好む人がいます。実は、そんな人たちに適したオンラインカジノの攻略法があり、それが「パーレー法」です

目次

1 パーレー法とは
2 パーレー法によるベットの収支
3 パーレー法のメリット
4 パーレー法のデメリット
5 パーレー法とマーチンゲール法の併用
6 まとめ
パーレー法とは
パーレー法の手法は非常に簡易になっており、勝つごとにベット額を倍にしていくだけのことです。ちなみに、負けた時にベット額を倍にする手法に「マーチンゲール法」がありますが、システムは全く同じなため、パーレー法を「逆マーチンゲール法」とも呼んでいます。

また当然、パーレー法に適したゲームはマーチンゲール法同様、勝敗率が50%で、払戻し倍率が2倍(ベット額と同額の勝利金)のゲームです。従って、ブラックジャックバカラ、ルーレットなどが有効です。

パーレー法によるベットの収支
仮に、基本ベット額を1ドルとしてルーレットの一方の色にベットし、4回連続して勝ち、5回目に負けたとします。その場合のベット額と累計損益額は以下になります。

 
勝敗
ベット額
累計損益
1回目

1ドル
+1ドル
2回目

2ドル
+3ドル
3回目

4ドル
+7ドル
4回目

8ドル
+15ドル
5回目
×
16ドル
-1ドル
5ゲーム目に負けると、15ドルの利益が無くなり、1ドルの損失が発生します。パーレー法では一度でも負けるとそれまでの利益が全て無くなり、1回目のベット額分の損失が生じます。このことは何回ゲームを繰返しても同じです。10連勝して11回目に負け、50連勝して51回目に負け、100連勝して101回目に負けても、損失は1回目のベット額だけです。

パーレー法はその特質から、何回勝ったらゲームをいったん止めてリセットするという事前の計画が肝心であり、計画を実行できる強い意思が必要です。

パーレー法のメリット
パーレー法のメリットには以下などが挙げられます。

1.手法がシンプル
パーレー法は難しい計算をする必要がありません。また、技術や経験が不要なため、オンラインカジノ初心者でもベテランと同じ結果を得られます。

2.短時間での高額勝利金の獲得
パーレー法は倍々ゲームになっているため、ネズミ算式に利益が膨張していきます。1回目のプレーに高額なベットをすると、瞬時に数百ドルを稼ぐことも可能です。

3.小さいリスク
ギャンブルをしていて常に感じるのがプレッシャーです。少し負けが続くと、資金を失うという恐怖から冷静な判断ができなくなります。ところが、パーレー法はたとえ負けたとしても、実質失うのはそれまで稼いだ利益だけです。精神的に余裕を持ったプレーを続けることができます。

パーレー法のデメリット
パーレー法には以下のようなデメリットも存在します。

1.一度でも負けると損失が発生
上記の表でも分かる通り、いくら勝ち続けても、一度負けると初回のベット額分の損失が出ます。欲をかいてパーレー法を継続してばかりいると、常に1回目のベット額分の損失を抱えます。また、実質的には初回のベット額の損失でしかありませんが、それまでの勝ちが大きいと精神的には大損した気分になり、冷静なプレーのできなくなる危険性が潜んでいます。

2.交互の勝ち負けで損失が拡大
パーレー法は負けるとベット額をリセットするため、勝ちと負けが交互に起きると、初回ベット額の損失が膨らんでいきます。例えば、3回連続して勝ちと負けが続くと、各回のベット額と累計損益は以下になります。

 
勝敗
ベット額
累計損益
1回目

1ドル
+1ドル
2回目
×
2ドル
-1ドル
3回目

1ドル
±0ドル
4回目
×
2ドル
-2ドル
5回目

1ドル
-1ドル
6回目
×
2ドル
-3ドル
パーレー法とマーチンゲール法の併用
パーレー法は負けた時に最初のベット額が損失が発生し、マーチンゲール法では勝った時に最初のベット額が利益となります。そこで、パーレー法とマーチンゲール法を併用すると、パーレー法で出た損失をマーチンゲール法で補うことができ、利益を確保しやすくなります。

例えば、パーレー法とマーチンゲール法を組み合わせると、以下のようなベット額と累計損益になります。

 
 
勝敗
ベット額
累計損益
1回目
パーレー法

1ドル
+1ドル
2回目
パーレー法

2ドル
+3ドル
3回目
パーレー法
×
4ドル
-1ドル
4回目
マーチンゲール法
×
1ドル
-2ドル
5回目
マーチンゲール法
×
2ドル
-4ドル
6回目
マーチンゲール法

4ドル
±0ドル
7回目
パーレー法

1ドル
+1ドル
8回目
パーレー法

2ドル
+3ドル
9回目
パーレー法

4ドル
+7ドル
10回目
パーレー法

8ドル
+15ドル
4回続けて勝ったら止めるという計画を組んでおくと、15ドルの利益を確保できます。

まとめ
パーレー法は短時間で高額な利益を得られるという手法です。しかも、負けた時の損失が初回分のベット額でしかないため、ほぼノーリスクと言えます。ただし、何回勝ったらプレーをいったん止めるという計画を持っていないと、常に初回ベット分の損失を溜めることになります。